デビュー40周年 ロッカーとしての躍動感と円熟味を合わせ持った佐野元春の現在地
佐野元春がこれまで率いてきたバンドは三つある。80年代のザ・ハートランド、90年代のザ・ホーボーキング・バンド、そして現在のザ・コヨーテバンドだ。どのバンドも佐野元春が求める音楽的なビジョンに沿って、すばらしい成果を残してきている。
2020年、デビュー40周年を迎えた佐野元春。躍動感と円熟味を合わせ持った佐野元春の現在地がここにある。今年で結成15年目を迎えた佐野元春 & ザ・コヨーテバンド、初のベストアルバム『THE ESSENTIAL TRACKS MOTOHARU SANO & THE COYOTE BAND 2005 - 2020』[生産限定盤]がリリースされる。
これまで発表した4枚のスタジオ・アルバム、 『COYOTE』(2007)、『ZOOEY』(2013)、『BLOOD MOON』(2015)、 『MANIJU』(2017) から厳選した全32曲をパッケージ。
新曲「エンタテイメント!」を始め、このアルバムのために新たにミックスされた6曲を収録。単なる寄せ集めではない、作品性の高いコンピレーション・アルバムに仕上がっている。全曲TED JENSENによる最新マスタリング。充実の解説/歌詞ブックレット、オリジナル・タロットカード(1枚)付き。
フロントカバー画は、かつて元春の楽曲「クリスマス・タイム・イン・ブルー」のアートワークを手掛けた牧野良幸氏が担当。タロットカードを知っているひとであればこのカードの意味を解読できるだろう。ファンだけでなく、すべての音楽リスナーに届けたいマスト・ハブのパッケージだ。
『THE ESSENTIAL TRACKS 2005 –2020』。このパッケージを傍に、これまで佐野元春がバンドと共に描いてきたビジョンを今一度ふりかえってみたい。そして結成15年を経た今、ここにある大いなる実りをすべての音楽ファンと共に分かちあいたい。