佐野元春のZOOEY、その感触は
Berry Jam

 プレミアムライブ、変わらないスゴさ。リニューアルされたフェスティバルホールでのライブ、本当にすばらしかった。まるで別の世界にで過ごしたような、けれどとても懐かしい気持のする二時間三十分だった。

 帰りの電車で窓に映る暗闇を眺めていると、自分の中からこんなつぶやきが聞こえてきた。

 「ZOOEYはEYZOO、死と再生、生命はすばらしい、今を生きよ」。

 おぬしは?... コヨーテか!生きていることの意味は生きていること。ライブはすばらしい同じ時代、同じ場所で、今を共にし命を燃やす。そしていつもそこに元春がいる。だからカッコよく、だから美しい。

 - 2013.5.31

 佐野元春のZOOEY、その感触は・・・。滑落すれば命が無くなる。そんな高い岸壁にしっかりと打ち込まれたくさびのように、ひたむきに、静かに 一人の人間の命を支える力を持つ音楽。

 「世界は慈悲を待っている」、「虹をつかむ人」、「ポーラスター」、「ビートニクス」、「君と一緒でなけりゃ」。佐野元春のアルバムZOOEY、その感触は、回を重ねて聞くほどに“くい込んでくる"。

 今回のライブで生の音源を浴び、アルバム「ZOOEY」は、さらにプレミアムなアルバムへと輝きを増していく。

 - 2013.6.1 in 京都