佐野元春&THE COYOTE BAND - BLOOD MOON:リスナーからの感想
アルバムに寄せて 各曲レビュー

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4.バイ・ザ・シー steps
Expand excerpt ラテンのリズムから、いきなり「世の中は不公平だ」と身近な文句の言葉から始まるのにまず掴まされます。ネガティブな言葉が続きますが、最後の一節「賢い君は…」の5行が本当にカッコいい... ラテンのリズムから、いきなり「世の中は不公平だ」と身近な文句の言葉から始まるのにまず掴まされます。ネガティブな言葉が続きますが、最後の一節「賢い君は…」の5行が本当にカッコいいです。これで気分が前向きになります。たまには自然の中で五感を取り戻そう、知恵を使って生き抜こうとでも言うように。 歌詞に「S」の音が続くせいか(週末・・・、事の善し悪し・・・)、聴いていて耳障りが心地いいです。海辺の野外フェスで聴いたら盛り上がるでしょうね。「賢い君は〜」のところは若者から歓声が上がりそうです。というのも、5月の横浜赤レンガ倉庫のフェス、所用でギリギリ間に合い一番後ろで聴いていたら、若者グループが足を止めて、歌詞に一々「わあ、かっこいい」と声を上げていたのを目撃したからです。とても幸せな光景でした。 というわけで、来年のグリーンルームフェスでぜひこの曲を聴きたいです・・・なんて、鬼が笑いますね。
7.私の太陽 printemps
Expand excerpt ビートがとても印象的で、ライヴで一番聴いてみたい曲です。 ビートがとても印象的で、ライヴで一番聴いてみたい曲です。
10.キャビアとキャピタリズム soul-mate
Expand excerpt キャビアを頬張る「俺」とは誰か?聴く度毎に印象が変わり,また曲のなかでも様々な人物であるように聴こえる.俺のキャビアは彼のキャビアではない.彼女の清らかな海,それは君の果てしな... キャビアを頬張る「俺」とは誰か?聴く度毎に印象が変わり,また曲のなかでも様々な人物であるように聴こえる.俺のキャビアは彼のキャビアではない.彼女の清らかな海,それは君の果てしない砂漠.人びとが交差する景色は,次の曲に引き継がれていく.
7.私の太陽 scorpion
Expand excerpt ボンボ ボンボ ボボンボ ボンボのベースのリズムと、時おりハッとするような力強さを見せるドラムスの響き、サイケデリックに歪んだギター、そして色彩豊かに鍵盤で踊り狂うピアノ、それら... ボンボ ボンボ ボボンボ ボンボのベースのリズムと、時おりハッとするような力強さを見せるドラムスの響き、サイケデリックに歪んだギター、そして色彩豊かに鍵盤で踊り狂うピアノ、それらが極めてシンプルだけれども、何処かに悲哀を隠しもったようなボーカルと絡まって、独特な世界に誘ってくれる。新しい音楽でありながら、人間の根源的なものを呼び覚ます力を持っている。この曲に身を委ねて踊るときは空っぽになれる、大好きな曲だ。
2.紅い月 ponnnakano
Expand excerpt 最初に聴いた時には複雑な思いを抱きました。「全てが壊れてしまった」で終わる詩。でも力強い演奏。「大事な君」の繰り返し。なんか泣けました。 でも、その後ヘッドホンで聞いたら印象が... 最初に聴いた時には複雑な思いを抱きました。「全てが壊れてしまった」で終わる詩。でも力強い演奏。「大事な君」の繰り返し。なんか泣けました。 でも、その後ヘッドホンで聞いたら印象が変わりました。PCのしょぼいスピーカーでは聞こえなかった音やコードが聞こえて。 最初に聴いた時は歌詞に引っ張られすぎてたようで、絶望しか聞こえなかったところが、同じ歌詞なのに、希望が差して聞こえました。音楽って素晴らしい。そしてやはり泣けました(最初とは違う意味で)。
2.紅い月 ぴゅん丸
Expand excerpt この曲は不思議な曲だとおもう。歌詞には、希望が一切唄われていない。痛みを感じない程に絶望しているのだ。にもかかわらず、とても癒される。こんな時代には、がんばれと励まされるより、... この曲は不思議な曲だとおもう。歌詞には、希望が一切唄われていない。痛みを感じない程に絶望しているのだ。にもかかわらず、とても癒される。こんな時代には、がんばれと励まされるより、切なさを一緒に抱き締め、泣いてくれるほうが、よっぽど慰められる。そして、涙をふいて、明日も生きて行こうと思わせてくれる。なんとも、不思議な曲だ。
4.バイ・ザ・シー scorpion
Expand excerpt ラテンのリズムでいい感じに始まるこの曲。ところが歌が始まると頭から『世の中は不公平だ』という主人公の情けないモノローグ。ひとしきりボヤいたところで、そんな現実のめんどくさいこと... ラテンのリズムでいい感じに始まるこの曲。ところが歌が始まると頭から『世の中は不公平だ』という主人公の情けないモノローグ。ひとしきりボヤいたところで、そんな現実のめんどくさいことはひとまず横においといて、週末は恋人と海辺で楽しもう、とラティーノモードに入る。 ここの切り替えスイッチがたまらなく気持ちいい。現実がシリアスであればあるほど、こんな場所、こんな音楽が人には必要なのだ。自分の差し迫った問題をちょっと横において、まるで他人ごとみたいに眺めてダンスなんかしてしまう。『ほっといてくれ、かまわないでくれ、本気を出すのはまだ先だ』は、冴えない役回りの主人公のプライドがきらっと光るようで、実に小気味よく響く。面白い。
8.いつかの君 どる
Expand excerpt ドラムがかっこいい。それから元春がさけぶところもたまらない。 ドラムがかっこいい。それから元春がさけぶところもたまらない。
12.東京スカイライン zou3
Expand excerpt アルバムを一通り聞き終えて、最後のこの曲がどうにも引っかかって。 確実に人生の夏が過ぎて行ってる年齢には響く。 自分もポケットの奥を握って何度サヨナラしただろうって 思った。 今年... アルバムを一通り聞き終えて、最後のこの曲がどうにも引っかかって。 確実に人生の夏が過ぎて行ってる年齢には響く。 自分もポケットの奥を握って何度サヨナラしただろうって 思った。 今年も夏が過ぎて行く。
3.本当の彼女 rusty
Expand excerpt 仕事帰りにいきつけのカフェに入った彼女は、やがてやってきたウェイトレスに、カプチーノを、と低い声で告げる。ペリーコのパンプスにスリムなクロップド・パンツ。ブラック・フレームのク... 仕事帰りにいきつけのカフェに入った彼女は、やがてやってきたウェイトレスに、カプチーノを、と低い声で告げる。ペリーコのパンプスにスリムなクロップド・パンツ。ブラック・フレームのクールな眼鏡が、彼女の怜悧な印象をいっそう深めている。気取ってるね、と人は言う。近寄りがたい、と誰もが言う。気取ってるわけでも、冷たいわけでもない、ただ彼女はいつも彼女でいるだけだ。彼女の人生は、彼女自身であることだ。自分はそれには賛成しかねる、という意思の表示として、鼻に皺を寄せる癖が、彼女にはある。このしぐさをする時、彼女の近寄りがたさは、ほんのすこしだけやわらぐ。
2.紅い月 しげちゃん
Expand excerpt この曲が僕にとっての(このアルバムの中で)一番かな。最近、元春は「言葉と音楽の切れ目がないようにつくっている」と言ってるけど、僕はまだその意味がよくわからないのだけれど、この「... この曲が僕にとっての(このアルバムの中で)一番かな。最近、元春は「言葉と音楽の切れ目がないようにつくっている」と言ってるけど、僕はまだその意味がよくわからないのだけれど、この「紅い月」はうん、確かにそう感じるんだ。大きなうねりのメロディのなかに言葉が存在しているような。単一の音符に乗っかっているようなイメージではない感じ、とでも言おうか。 とにかく、大人なロック!だ。僕たち中高年になったファンを、そっと支えてくれる元春!元春、万歳!ほんとすごい!!
10.キャビアとキャピタリズム scorpion
Expand excerpt cynicalもここまでくれば、痛快なユーモア。 コヨーテバンドのfunkyで重低音効かせたbeetにノって、楽曲が生馬さながら暴れ出す、この可笑しな日本の世の中で。 この曲は、街の大工さんや... cynicalもここまでくれば、痛快なユーモア。 コヨーテバンドのfunkyで重低音効かせたbeetにノって、楽曲が生馬さながら暴れ出す、この可笑しな日本の世の中で。 この曲は、街の大工さんや庭師さん、魚屋さんやラーメン屋さんに是非聴いてもらい、唄いながら景気よく仕事をしてもらいたい。 きっと通りかかった誰かが耳に停めるだろう。 『さあ、買った買った〜〜、お代は見ての〜〜でいいよー』 時は平成、心は平静じゃない。積もりに積もった市民の怒り。 怨み晴らさでおくものか、これは現代瓦版。
12.東京スカイライン soul-mate
Expand excerpt  埋め立て地に浮かぶ街の遥か下に,広大な海底が横たわる.そこに積み重ねられた,夥しい数の死骸.潮の満ち引きのリズムにしたがってルナティックに放出される,夥しい数の生命.宇宙は,...  埋め立て地に浮かぶ街の遥か下に,広大な海底が横たわる.そこに積み重ねられた,夥しい数の死骸.潮の満ち引きのリズムにしたがってルナティックに放出される,夥しい数の生命.宇宙は,歪んだ卵.  ある夏の日の生活に,モザイク状の彼女の幻影は訪れる.水平線に踊る光の粒たちが,刻一刻と大気に吸い込まれ,果てしなく澄んでいく.来年もまた夏は来るだろう.  私はバンドの演奏の響きに耳を傾ける.透明な浮遊感をともない,いくつもの鐘が反響しあう,その残響.次のカーヴが終わろうとしている.これから何処に向かっていくのか.鐘の音の意味するところは,弔いであり,そして祝いである.
11.空港待合室 soul-mate
Expand excerpt これを聞いてどんな風景が見えるのか,という問いかけが何処からか聴こえてきた.とあるカフェでのおしゃべりを経て私が到達した景色,それは,待合室をパスして,いつものようにスマートに... これを聞いてどんな風景が見えるのか,という問いかけが何処からか聴こえてきた.とあるカフェでのおしゃべりを経て私が到達した景色,それは,待合室をパスして,いつものようにスマートに,乗り継ぎの手続きを完了する彼女の姿だった.彼女は後ろを振り返りもせずに,飛行機に乗り込む.それを見送った私は,彼女を見習ってやはり待合室をパスして,海の上を走る鉄道に乗り込む.バンドの連中のハンド・クラッピングが,私をそそのかす.
9.誰かの神 soul-mate
Expand excerpt 役者.何かの振りをする人.プリテンダー.価値が,例えば神や愛や絆が,いつの間にか記号に成り代わる.希望の振りをしたところで,望みを失くすのがオチだ,ということか.告白しよう.街... 役者.何かの振りをする人.プリテンダー.価値が,例えば神や愛や絆が,いつの間にか記号に成り代わる.希望の振りをしたところで,望みを失くすのがオチだ,ということか.告白しよう.街の聖者を気取っていただけなのだ.笑ってしまおう.バンドの演奏が滑稽の魔法を解く.


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