狼狽

理解してほしいとは思わない

僕は時折　君には見えない暗やみに触れてしまうから
僕は時折　子供のように怯えてしまう

茫然

ひとつになろうとは思わない

君と結ぶ間には　渡りきれない河があるから
僕は時折　ただ立ちつくしてしまう

僕の家族は　良くなかった
だから君とは　良い家族をつくろう

逃避

子供の頃　夕暮れ過ぎても家に戻らなかったのは
初めての小さな旅だった

解放

15のとき　誰にも告げずに家を出たのは
オトナに抗う　鮮やかな旅だった

打ちのめしてくれる雨にでくわしたい
泣かせてくれる風に巻き込まれたい

それが逃避の旅であれ　解放の旅であれ
僕は靴をはき　窓から這い出さなければならない
僕の暗やみが　僕を支配する前に

時間はない

我　今　絶望する　ゆえに
我　即　希求する

家

僕がこの宇宙に　良い家族を持てたなら
それが　僕の旅の　終わりなのだ

良い旅を

「君が旅にでる理由」

狼狽

理解してほしいとは思わない

君は時折　僕には見えない暗やみに触れてしまうから
君は時折　子供のように怯えてしまう

茫然

ひとつになろうとは思わない

僕と結ぶ間には　渡りきれない河があるから
君は時折　ただ立ちつくしてしまう

君の家族は　良くなかった
だから僕とは　良い家族をつくろう

逃避

子供の頃　夕暮れ過ぎても家に戻らなかったのは
初めての小さな旅だった

解放

15のとき　誰にも告げずに家を出たのは
オトナに抗う　鮮やかな旅だった

打ちのめしてくれる雨にでくわしたい
泣かせてくれる風に巻き込まれたい

それが逃避の旅であれ　解放の旅であれ
君は靴をはき　窓から這い出さなければならない
君の暗やみが　君を支配する前に

時間はない

君　今　絶望する　ゆえに
君　即　希求する

家

君がこの宇宙に　良い家族を持てたなら
それが　君の旅の　終わりなのだ

良い旅を