ハートランドからの手紙#112
掲載時:99年新年
掲載場所:MWS
掲載タイトル:MWSビューアへ宛てた新年メッセージ'99

いつの時代も楽しく、また、たいへんでした。
僕も、どの時代と比べるのではなく、今年こそ、と願う気持ちは変わりません。

西洋の暦に従えば、世紀もさしせまって、あわただしさも増してきている今。
みなさんの心中はどのようなたたずまいをしているんでしょうか?

僕の場合、来年にデビュー20周年!を控えて、ああ、そのような時間の流れに
あるのだな、と、しばし沈思。

これまで応援してきてくれたみなさんにまず心から感謝をします。

言葉を紡いで、音楽とする。そのつどの成果を披露しに旅に出る。
そうしたなりわいを通じて、僕のアートはこれまで、みなさんの日常にどれほど語りかけることができただろう?
みなさんとともに抱いた時代、ともに見た景色。ともに交した約束や情。
ことの正否を越えて、それは僕らなりの意味のあるヒストリーとなった。

活動を通じて、こうして通過してゆく時を、みなさんとともに今年もまた目撃できることが、
とてもうれしいです。

今年から21世紀に向けて、僕はさらなる飛躍を試みて、新作レコードにライブにいっそうがんばります。
応援をよろしくお願いします。
近いうちに、またどこかで会えることを楽しみにしています。

スマイルを忘れず、人生を楽しんでください。
ビートはまだ続いています。

1999年、東から世界に向けて、明けましておめでとうございます。
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