ハートランドからの手紙#124 |
掲載時:2000年11月 掲載場所:ファンクラブ誌「カフェ・ボヘミア」 掲載タイトル:2001年メッセージ ファンクラブ会員に向けて |
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2001年。スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」を観た子供の頃、「2001年」という年は、ほんとうに訪れるのか、それとも架空の未来なのか、よくわからなかった。 それから成長した現在、その「2001年」という年が今まさに目の前に来ている。30数年前、かつて人々が夢見た事柄。映画やコミックのなかで描かれたような、宇宙旅行やロボットはまだ現実にはないけれど、それに近いものならある。 僕は夢をみる力を信じたい。目をつむり、想像力をいっぱい働かせて、僕だけのイメージを100インチ・スクリーンに映しだしたい。夢をみる力とはつまり、未来を作る力。 バラ色に飾られた夢、くだらない夢、誰かと分けあうための夢、極私的な夢。 子供たちに伝えたい。彼らが夢見ることをあきらめてしまわないように僕ら大人ができること。それは僕ら大人が夢をみる力を信じることから始まるのだろう。 嘆きは横において、21世紀に歩みを進める。 再び路上で。僕や君自身のユートピアを探して。 手を取りあって。LOVE。 Let us go4 21st.monkey!!!!!!!!!! 2000年末 佐野元春 |
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