Smoke & Blue 2017
日付/会場:2017/11/22 ビルボード東京 2ndステージ
お名前:らくガキ
投稿日:Sun, Dec 10 2017 00:41:51 JST

最初の2012年のSmoke & Blueに訪れた頃は、
および腰だった六本木の街にもこうして何度も訪れると
やっとしっくりした気分になれるようになった。

ビルボード東京の一番安い席でビールをちびちびやりながら
TheHoboKingBandを眺めていました。

Dr.Kyonと佐野さんの指先が鍵盤を駆け巡る。
シンバルの隙間から垣間見える古田マイティたかしの
繊細さから爆烈さまでの幅広いレンジで果てしなく空間を
司るドラムスの響が、ファンキーな井上さんのベースラインと
あいまって腹の底からググッとくる感じに倒れこみそうだった。

笠原あやのさんの麗しきチェロの音色とメロディラインは、
このSmoke & Blueライブでの妖しさと独特な色気を醸し出す。

この日のビルボード東京、
仕事を終えた立派な風情で少しやつれた大人たちが
たくさん集まってきている。
ぼくもその一人、かなりヨレたスーツにネクタイ。
中身の気持ちだけは昔と変わらないと胸を張りたいが、
怪しいものだ。

遠くに揺れる夜景が見える窓にカーテンが降りて、
素敵な夜はこんな風にはじまるのさ。

「DoWhatYouLike」から「トーキョーシック」のサウンドが
とても暖かでリラックスした気分へと導いて行く。

つづくユニークでこの上なくヒップなジャングルビートの
「ハッピーエンド」

麗しきチェロに導かれるサウンドが心地よく会場を満たす
「ぼくにできることは 」
ところどころで垣間見えるオリジナルのリフが
ベースラインで奏でられるのが聴こえる。

新曲の「迂闊なことは言えない」は疾走感のあるビートで
「口は災いのもと 」と畳み掛けて舞い上がる!

過去の佐野元春の楽曲をリアレンジして奏でること。

一見、後ろ向きで懐メロ大会に危うく陥りそうだが、
この東京のど真ん中でTheHoboKingBandが奏でる音のする方に
耳を傾けてみてみると、そこにはオリジナルをあっさりと超えた
ま真新しい構成と誰かがどこかに置き忘れかけていた
サウンドが響いてくる。

後半、エンジェルフライからかっ飛ばして、
深いアンサンブルの海へ誘う「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」TheHoboKingBand
TheHoboKingBandならではの「約束の橋」は
いつかの旅へとぼくを連れて行く。

最新で最高のシングルの2曲を
このライブで目撃した!

Dr.kyonのエレクトリックギターFlying Vが唸りまくる
「Vanity Factry」 & #8252; & #65038;

そして、佐野元春はセミホローのエピフォンギターを抱え、
Dr.kyonがその横のウーリッツァーに腰掛けた。

アルバルSomedayから「Im In Blue」

思いがけない選曲に思わず一気に35年間の
タイムラインを往き来しながら
「MaybeI'm a Loser,Don't Worry,Baby」って
口ずさんでた。

今まで通り過ぎた過去と経験が、
奇跡的に何とかここに立ちすくむ、
ぼくの残りの人生を当たり前のように圧迫して
やがて訪れる場所へと確実に向かわせていることを
身にしみて感じてる。

ありのままの自分。
ありのままの君。

妨げる事に抗いながら貫く生き方を
見失わぬように最上の音楽が
この世界に虹のようにいつだって
掛かっているんだ。


正気でいることをやめない。
目を凝らして一歩前に前進。

どうもありがとう。
佐野元春 & TheHoboKingBand.

新しい佐野元春 & TheHoboKingBandのアルバムを
心の底から待っています。