ヤァ!40年目の武道館 日付/会場:2021/03/13 日本武道館 |
お名前:らくガキ 投稿日:Sun, Mar 28 2021 14:01:53 JST |
"Back to The Future"(ヤァ!40年目の武道館) 2021年3月13日(土)雨 佐野元春 65回目の誕生日 新型コロナウィルスでパンデミックの状況との巡り合わせ。 お天気は予報通り朝から雨模様。 肌寒く、雨は「春よ来い!早く来い!」とせかしている。 午後2時 自宅を出ると風雨は激しく傘は意味がないほど、 上着と靴の中身までびしょびしょ....。 電車を乗り継いで九段下へ向かう。 無線のイヤフォンにはサブスクリクションから ランダムに音楽が流れてる。 現地に着くと雨は傘もいらないほどの小降りになっていた。 坂を上り大きな田安門を前にすると流れっぱなしの イヤフォンから”ドッパン”と一発! スネアで転がるディランのLike a RollingStone が流れてきた。 おぉ!幸先がいいな!! と,ニヤッと舞い上がった。 ゆっくりと進みながら同じ音を楽しむ同志と このイベント開催の無事を司るスタッフの皆さんに 敬意を払い、おまけのTシャツを受け取り、 ひと通りの感染拡大防止手順を経てから場内へと向かった。 今回 チケットには幸運にもアリーナ席が記されていた。 実際に席についてみる。最高のロケーション! この日本武道館の大きな玉ねぎのほぼ真下。 舞台はシンプルな骨格。バックに牧野良幸さん製作の タロットカード「太陽」「星」「世界」3種がビッグに掲げられている。 ここにいられる事の奇跡にすでに胸が張り裂けそうだった。 開演の定刻。少し過ぎるとメンバーが定位置に着き 元春が腕を掲げながら現れた。 ギターはキャンディアップルレッドのフェンダーストラトキャスター。 The Coyote Grand Rockestraのサウンドが転がり出した! 1曲目はタイトなグルーヴ、ボーカルが絡む 「ジュジュ」!! ナポレオンフィッシュツアーでのあのエネルギッシュで パンキッシュなバージョン!! こう来るのか!Yeah!!!!!!!!! 驚嘆の叫び声をマスクの中に飲み込むみながらシェイク!。 続く80年代、90年代の楽曲に舞台を見つめるオーディエンスは ひと席づつ開けられた並びで、 のびのびと揺れながら一気に時間の存在しない、 ただそこにあるビートに魂を委ねて舞い上がっていました。 ”初期のライヴアレンジでの「HeartBeat」 ブルースハープの音色とあの旋律とグルーヴ....。 この街の影に横たわるたったひとつの夢、 ソウルボーイはもう一度答えをさがして たどり着けるまで枯れた野原の向こうへと翔けて行く。” 中盤から後半に向けてTheCoyoteBandと 築き上げたサウンドは颯爽と今,ここの輪郭を 強力なグルーヴでなぞり、その先のリアルな夢へと誘う。 80年代中盤に封切られたバックトゥザフューチャーっていう 映画の中で、未来のマーティが過去の世界の ダンスパーティーの舞台で まだ誰も聴いたことのないJohnny B goodを弾きまくり 若い観客たちが呆然とするシーを憶えている。 未来から掘り当てた宝石を作品やリアルなサウンドに散りばめる。 ぼくらはあっけにとられ、心を打たれる。 ぼくは今日までずっとまだ誰も見たことも 聴いたたこともない未来を垣間見ていたのかもしれません。 そして、まさにこの日この日本武道館で 過去の佐野元春の作品と現在の作品の ライヴサウンドにあらためて心を打たれると同時に まだこの地上に届いていない星々の光と影、 そして再び未来を見ていたんだと思う。 40年、音楽がなかったとしてもぼくの生活は それなりの時間は過ぎていったのでしょう。 でもこのかけがえのない現実、ここまでの日々。 佐野元春と音楽がもたらした豊かでしなやか だけど不思議なせつなさと寂しさ....。 それらを今夜あらためて抱きしめていた。 人生の後半戦、先の事は想定通りには いかない事ばかり。世間にあふれたあてに ならない見せかけの情報や生活術 いつだって実際にその時のじぶんでしか わからない事ばかりなんだろうと思う。 この先を生き抜くわずかなヒントは、 いまだにぼくにとってこの胸を震わせるリアルな ロックンロールとCoolでHipな佐野元が紡ぐサウンドの中。 会場を出ると、 さっきまでぼくらを打ちのめしていた雨は すっかりやんでいた。 明日の匂いをはらんだ風を感じていた。 心臓のリアルな鼓動を感じていた。 険しい荒地の中に築かれた一本のけもの道を ずっと眺め続けていたじぶんを感じていた。 春はもうすぐ、明日は晴れそうだ。 ”川辺に沿って散歩してみようか..........。” 公演後に忘れ物のないように!と、 アナウンスがあったにもかかわらず、 このライヴの余韻に浸りながらぼんやりと席を立った ぼくに傘を忘れていることを知らせくれた隣の女性に感謝です! どうもありがとう!! |