今、何処TOUR 2023
日付/会場:2023/07/08 静岡市民文化会館 中ホール
お名前:らくガキ
投稿日:Sun, Jul 23 2023 08:53:25 JST

Now & Here #31
光の小旅行 2023年 夏 / 静岡で…。

朝の関東南部の空は曇り。でも心は晴れやか!
自宅から駅までの道のりは早足で地面から16pくらい
浮かびながら歩いていたと思う。

様々なライヴ会場にこれまで何度も訪れていますが
今回のように地元を離れて行くのはまれで、
以前に名古屋で開催された
ホーボーキングとの「Rock & SoulReviewTour」
(http://www.moto.co.jp/live/live_record/LiveReport/Articles/U
01071438.html)
以来22年ぶりの遠征となりました。

横浜駅から東海道線の普通列車でのんびりと
車窓を眺めながら静岡へ向かう。

鉄道好きの男の子
海釣りをする装いの男性
街へ買い物の女の子たち
無口な二人連れ
気高く孤独な乗客

熱海駅で乗り換えて静岡駅までまだ
もうしばらく揺れて行く。

静岡の空は雨雲とその切れ間から
時々少しだけ日差しが漏れてくる。

街の空気に身体を慣らすために
会場の確認をあわせて駿府城公園と
その周辺をぶらついた。
公園内にある小さなお店で
かの有名な静岡おでんを食べた。
いゃー美味しかった!!

雨はバラっと降ったりやんだり…
傘をさすとやんで、たたむと降り出す。

何かパッとしなかったり、
モヤモヤした気分の時…。英国では
「いつだって雲の裏地は銀色に輝いているよ。」
って言うことわざがあるらしい。

いい感じだな。


LIVEではどんな席でも楽しみきれる自負がある。
今回チケットに記された席は前から
8列目だけど上手の端っこ。
バンドに近いけどちょっと深沼さんが
見切れてしまうなぁ…
って思いは正直言って拭えなかった。
まぁ、こういう廻りあわせも
ありだと思っていた。

今回、目をつけていたグッズ
パンフレットとマグカップを手に入れて
少しだけ客席をぶらついてから、席に着いた。

グッズを抱えて席で高まる気持ちを
抑えながらくつろいでいたら
コンサート運営のスタッフの方から
席の移動を勧めて頂いた。
おかげさまでただでさえ特別な日なのに
さらに掛けがえのない心に残る夜となりました。
お気遣い本当にありがとうございました。

開演の定刻にバンドのメンバーが各自の位置へと向かい
佐野元春が電子ピアノのウーリッツァーに腰かけると
小松しげるのドラムで幕を開けた!

的確で繊細なタッチで鳴らすコヨーテバンドの
アンサンブルが生み出す計り知れない
熱を帯びたロックサウンドと
しなやかなでしたたかな映像、
絶妙な言葉(タイポグラフィ)の融合による世界の広がり。

まだちょっとマスクを外すのは憚れる気がしたけど、
指笛を気持ちよく鳴り響かせて、
きらめくサウンドに紛れて詩葉を
ちょっとだけマスクの中で口ずさんでいた。

後半の継ぎ目なく畳み込むかのように
雪崩れ込んでいったコヨーテバンドが奏でるロック!

サウンドの流れに拮抗して会場内の
すべての気高い心が、
魂が、舞い上がっているのが見えた。

さまよう今のぼくらの生。
それぞれが「行きたいと思う道を目指す」こと。

試練、絶望、華やかな世界の深い闇、
夢の共有、友情、出会いと別れ、気高い孤独。


誰もがまだ旅の途中……。


ひと気の少ない通りをでっかい余韻に揺られながら
トボトボと宿まで歩いた。

このまま眠ってしまうのが惜しかったけど
いつの間にか夜が明けていました。

ぼくはこの大きな余韻と掛け替えのない記憶の半分を
穴の開くことのない頑丈なポケットにしまい込んで、
残りの半分はこの先、何処までも翔けて行く
佐野元春&ザ・コヨーテバンドに委ねて、
いつもの日常が待っている大事な場所へと
帰る列車に揺れながら
もうじき梅雨が明けて夏がはじまるのを待っている
静岡の街にさようならをしました。


どうもありがとう。
佐野元春&The CoyoteBand
With SweetBabyあべちゃん!!
ぼくを迎えてくれた静岡の街
最高のサウンドと映像を組み立ててくれた
エンジニアのみなさま
今、何処ツアーを最高の形で実現してくれた
デイジーミュージックのスタッフのみなさま
運営をつかさどるサンデーフォークプロモーションの
スタッフのみなさま

この素晴らしい夜を分かち合えたことを決して忘れません!!


あわせて 今回お世話になった宿の最高に美味しかった
朝ごはんに どうもありがとう!!