下北沢?のライブハウス


1980/11 下北沢?のライブハウス

たぶん1980年の11月頃で、私はすでにアルバム、バック・トゥ・ザ・ストリートを持っていたと記憶していますが、佐野さんを知っている友達が誰もいなかったので、一人でひっそりと行きました。
下北沢(だったかな?)の掘建て小屋みたいなほんとに小さなライブハウスで、確か「屋根裏」とかって名前だったと思うのですが・・・?
その日のライブはどういう訳かメンバーは佐野さん一人だけで、
しかもほとんどの曲がピアノバラード・・・
モノトーンスーツに帽子を深くかぶり、ピアノを弾く姿に、
「まるでビリージョエルみたい」って思いました。

◆その日のセットリストでは、情けない週末、ドゥ・ホワット・ユー・ライクはすでに知っていましたが、他は知らない曲ばかりでした。
◆聴いていてすごくステキなバラードだと思った曲があって、あとでレコードが出た時に絶対見つけたいと思い、歌詞の中の言葉をいくつか記憶していたのですが、ハードビートが出た時、その曲が「イッツオールライト」だとわかった時はすごくびっくりしました。(どうやら「イッツオールライト」のスローバージョンだったみたいです。
どっちが本当のオリジナルだったのだろう・・・)
◆佐野さんMC「ミュージシャンにとってはクリスマスと言うモチーフはとっても魅力的なんだ」「それで僕もクリスマスソングを書いてみました」とか何とか言って、一曲演奏したのですが、
その時のクリスマスソングは結局発表されずじまいになってしまったようです。
(タイムインブルーじゃない事だけは確かです、あたり前か・・・時期が違いすぎるし)
佐野さん!世に出ないで終わってしまった曲が他にもいっぱいありそうですね〜!

それで、席は満席でぎゅーぎゅー詰め状態でしたが、人数にしたらせいぜい40〜50人くらい?ほんとに小さいお店でした。
お客さんは全員女性(たぶん・・・)みんな目がハートマークになってた。どの曲も洋楽っぽいというか、お洒落で、日本人が作ったとは思えない感じで、とにかくロマンチックなライブでした。
私は「アンジェリーナ」の疾走感というか、あのカッコよさを期待して来ていたのですが、この日のライブで佐野さんの歌うバラードのステキさに、夢見心地でした。

ライブが終わり外に出たのですが、5分もしないうちに佐野さんが出てきて、みんな握手をしたり、サインをもらったり、一緒に写真を撮ったりしていました。
佐野さんはそんなにニコニコしている訳でもなく、でも冷たくするでもなく、クールでカッコよかったですよ!

それを見ながら「ふん!私はミーハーじゃないのよ!」と変に気取っていて、けれど後ろ髪を引かれる思いで、なるべく平静を装いつつその場を後にしました。
(まだ佐野さんは帰ろうともせず、そこにいたのにですよ〜!)
一人だったので、ライブの話で盛り上がれる相手もいなかったし、
その場にどうたたずんでいていいのかわからなかったし・・・

今考えるとものすごーい後悔です。握手?サイン?一緒に写真?それにお話したり・・・
あぁ・・・その後もうそんなチャンスは二度と訪れる事はなかった。うぅ・・・んぐぐ〜〜〜〜〜!悔やんでも悔やみきれないぃぃぃぃ!!!

まあそれはいいとして・・・
とにかく私にとっての初めての佐野さんのライブは記憶の中でしかありませんが、すごくすごく大切な思い出です。
あれからもう20年、佐野さんに出会えた自分って幸せだな〜!

(シナモン ) Fri, Jul 28 2000 14:04:23 JST