フォトコンテストはこれが3度目の開催となる。審査に先立ち、元春から以前のコンテストでの採点方法や、「新作の発表に合わせて、ファンのみんなとクリエイティブな楽しみを分かち合いたかった」という開催趣旨などが説明された。
今回はズバリ「プロの視点で良い写真を選ぶ」という審査基準が告げられた後、さっそく審査が開始される。
応募作品が1枚ずつ、モニターに映し出される。そのたびに、審査員の3人からは「詩的な作品だ」「これは写真を超えたグラフィックだ」などの意見が出る。また、今回はグラフィックとして加工された作品が多かったこともあり、「どこまでを写真として評価するのか」といった議論もなされた。
こうして、全応募作品の中から十数作の受賞候補が絞り込まれた。そして、最後は審査員全員での合議制で最優秀賞を選出されることとなった。
果たしてプロの眼を捉えたのはどの作品か?
“佐野元春 マニジュ・フォトコンテスト”
審査会レポート&結果発表
年の瀬も迫る2017年12月初旬、都内某所にて「佐野元春マニジュフォトコンテスト」の審査会がおこなわれた。応募総数183点。この中から、栄えある最優秀賞1点が選出される。