話しかけるたびに不思議な気がする
		この体中の血がワインに変わりそうさ
		あの娘のママが言うことはいつも正しい
		だけど
		たった7日じゃ足りない
		せめて8日よりもっともっと
		会いたい
		会いたい
		一日目はあの娘とお陽さまのために
		二日目には僕とお月さまのために
		ずっと見守ってくれるといいな
		だけど
		たった7日じゃ足りない
		せめて8日よりもっともっと
		知りたい
		知りたい
		どんなときでも
		君がいてくれるだけで
		僕は大丈夫さ
		さよならをするたびに不思議な気がする
		月並みな言葉しか思いつかない
		あの娘のママが言うことはいつも正しい
		急ぎすぎちゃいけない
		時をかけて少しずつ
		いつだって
		大丈夫
		あーだけど
		たった7日じゃ足りない
		せめて8日よりもっともっと
		会いたい
		会いたい
 
						 
マナサス 
words & music 佐野元春
		髪飾りも清らかな
		君をそっと描いてみる
		夏の日差しが降り注ぐ
		川の流れを見つめて
		欠けたプリズムに手をかざして
		森をさまよい続けている
		夏の女神が眠りにつく
		川の流れを見つめて
		名前のない場所まで
		奇跡を夢みて
		君を呼ぶ
		風も静かな谷間の町
		三日月に照らされて
		残された時間の許すかぎり
		二人はつたない愛を交わすのさ
		名前のない場所まで
		奇跡を夢みて
		君を呼ぶ
		君のいる場所にしがみついて
		うつむいていることはない
		隠された道が見つかるまで
		そのままずっと目をさましていておくれ
		名前のない場所まで
		奇跡を夢みて
		君を呼ぶ
 
						 
ヘイ・ラ・ラ 
words & music 佐野元春
		街の中で
		虹を見た
		いいことだけを
		考えてみた
		ヘイラ・ヘイラ
		ヘイラ・ラ・ラ
		雨の中で
		泣いていた
		あの娘のことが
		気にかかる
		ヘイラ・ヘイラ
		ヘイラ・ラ・ラ
		言葉だけじゃ届かない
		理屈だけじゃ変わらない
		どんな明日になるのかわからない
		ヘイラ・ヘイラ
		ヘイラ・ラ・ラ
		街の中で 今日
		虹を見た
		いいことだけを 何か
		考えてみた
		ヘイラ・ヘイラ
		ヘイラ・ラ・ラ
		借り物のこんな変な街でも
		信じたいものがないわけじゃない
		今夜のように月がきれいな日には
		君の気に入りのパヒュームをつけて、すぐに
		でかけよう
		さえない気持ちはどこかに捨てて
		生きているうちにすてきな夢を 夢をみるのさ
		ヘイラ・ヘイラ
		ヘイラ・ラ・ラ
		ヘイラ・ヘイラ
		ヘイラ・ラ・ラ
		シャララ...
 
						 
風の手のひらの上 
words & music 佐野元春
		ずっと昔の記憶のなか
		いつだったか思いだせない
		夏の宝石のように入り組んだ
		空のあざやかな輝き
		身繕いをしながら
		「仕方がない」と彼女は言う
		疑わしく囁いて
		黒いレースのストールを
		夜に巻きつける
		答えはいつでも形を変えてそこにある
		風の手のひらの上
		ヘッドライトに気を取られて
		足下がふらっついていた
		さびれた駐車場で
		過去にこんがらがったまま
		月が昇ってゆく
		バカさわぎはもういい
		無傷なものなんて
		そうさ どこにも見当たらないのさ
		答えはいつでも形を変えてそこにある
		風の手のひらの上
		はじめてのことじゃないんだ
		静かに銃をとって
		覚悟は決めてるんだ
		街の灯からずっと離れて
		アリバイを探し続けた
		誇りをささえているものが
		崩れてしまわぬように
		おとぎ話じゃない
		今日も 明日も
		居場所が見つかるまで
		そうさ 憂いてみても始まらないのさ
		答えはいつでも形を変えてそこにある
		風の手のひらの上
		すべてが何もかもうまくゆく
		いつかきっと
		風は手のひらの上
 
						 
ドクター 
words & music 佐野元春
		楽になりたいときにはいつでもいい
		楽になりたいときにはいつでもいい
		Come to me
		Come to me
		俺は君のドクター
		誰か他人になりたい ときはいつでもいい
		誰か他人になりたい ときはいつでもいい
		Come to me
		Come to me
		俺は君のドクター
		痛みを取りたいときには
		どんな薬でもここにあるぜ
		教えて欲しいのは
		誰も 誰も知らない 君だけのペイン
		心のペイン
		喜びのペイン
		そして怒りのペイン
		楽になりたいときにはいつでもいい
		楽になりたいときにはいつでもいい
		Come to me
		Come to me
		俺は君のドクター
		いろいろなことがある
		いろいろなことが何もない
		君の抱えたブルースが
		ひとつひとつ
		消えてゆくといいな
		痛みを取りたいときには
		どんな薬でもここにあるぜ
		教えて欲しいのは
		誰も 誰も知らない 君だけのペイン
		心のペイン
		喜びのペイン
		そして怒りのペイン
		楽になりたいときにはいつでもいい
		楽になりたいときにはいつでもいい
		Come to me
		Come to me
		俺は君のドクター
		いろいろなことがある
		いろいろなことが何もない
		君の抱えたブルースが
		ひとつひとつ
		消えてゆくといいな
		楽になりたいときにはいつでもいい
		楽になりたいときにはいつでもいい
		Come to me
		Come to me
		俺は君のドクター
		俺は君のドクター
		俺は君のドクター
 
						 
どこにでもいる娘 
words & music 佐野元春
		誰もが言う
		あの娘はどこにでもいるありふれた娘
		いつもの朝 目覚めて
		温かいココアにマーマレード
		ポストにたまったメールをかたづける
		今日は何もすることがない
		......
		But It's Alright
		It's Alright
		It's Alright...
		君がいつか見た夢のまま
		今日で何もかもが終わる
		I just want you to stay happy
		I just want you to stay beautiful
		I just want you to stay strong
		And I just want you
		誰もが言う
		あの娘はどこにでもいるありふれた娘
 
						 
		このあたりじゃ誰もが気にしちゃいない
		誇りをなくした子供たちの目
		胸が痛むのは誰のせい?
		どうしてかなんて聞かないで、なぜなの?とはきかないで、
		せつない、せつない
		このあたりじゃ誰もが気にしちゃいない
		母親たちが悲鳴を上げている
		悪いうわさに囲まれて
		どうしてかなんて聞かないで、なぜなの?とはきかないで、
		せつない、ただせつない
		このあたりじゃ誰もが気にしちゃいない
		教えられてきたことだけを守り
		夢を無くした国に暮らして
		どうしてかなんて聞かないで、なぜなの?とはきかないで、
		せつない、ただせつない
		このあたりじゃ誰もが気にしちゃいない
		庭を荒らされても何も言えない
		君を守る軍隊が欲しい
		どうしてかなんて聞かないで、なぜなの?とはきかないで、
		せつない、ただせつない
		このあたりじゃ誰もが気にしちゃいない
		大事なことが何も知らされない
		いづれは隠しきれないだろう
		欲望のために今もどん欲に突っ走っていくだけのメディア
		せつない、ただせつない
		どうしてかなんて聞かないで、なぜなの?とはきかないで、
		せつない、ただせつない
		このあたりじゃ誰もが気にしちゃいない
		「生きてる価値がない」と君は言う
		それは架空のゲームの一齣じゃない
		どうしてかなんて聞かないで、なぜなの?とはきかないで、
		せつない、ただせつない
		ここはサーカス小屋じゃないんだよママ それはただの気取りさ
		せつない、せつない
 
						 
ドライブ 
words & music 佐野元春
		明け方 車に乗って
		ニューオリンズからニューヨークシティ
		風の景色を追いかけて
		昨日までにさよなら
		サンサンとなびく光に
		ほんの少しだけブルース
		あの日 僕は何かヘマをしでかしていたんだろう
		あーこのあたりで信じているものは
		何もない 君のほかは そう君だけなんだ
		夏の砂漠を越えて
		カリフォルニアからメキシコまで
		君がくれた手紙と
		たよりない地図を片手に
		だんだん街はせつなく
		たそがれてゆく
		あの日僕はなぜか素直な言葉が言えなかった
		あーこのあたりで感じているものは
		何もない 君のほかは そう君だけなんだ
		朝もやを抜けて
		君に会いたい
		ありふれたその素朴な笑顔がステキだよ
		'believe me mama'
		夜の海岸を横目に
		20マイルあともう少し
		ヘッドライトに照らされた
		星空を道づれに
		だんだんと眠い夜明けが
		ときめいてくる
		見返りのない愛を見失いそうなその前に
		あーこのあたりで大切なものは
		何もない 君のほかは そう君だけなんだ
		灯を消して
		種まきをしよう
		ありふれたその素朴な仕草がステキだよ
		サンサンとなびく光に
		ほんの少しだけブルース
		あの日僕はついに愛の謎が解けていたんだろう
		あーこのあたりで信じているものは
		何もない 君のほかは そう君だけなんだ
		何もない 君のほかは そう君だけなんだ
		君だけなんだ
		君だけなんだぜ
 
						 
		壊れた翼に乗って
		明日へと向かってみる
		約束はいらない
		止めたって無駄なのさ
		時々何も聞こえないふりをしてしまうことが罪だった
		みぞれが道をふさいでも
		向かい風が吹いてきても
		この気持ちだけは変わらない
		Woo, Rockin' to my Rock and Roll Heart
		記憶のかなたから
		風の歌が聞こえてくる
		理屈なんていらない
		犬のように駆けてゆく
		心の底の泉のような場所からずっと眺めていた
		みぞれが道をふさいでも
		向かい風が吹いてきても
		この気持ちだけは変わらない
		Woo, Rockin' to my Rock and Roll Heart
		Do you believe in magic?
		ガレキのなかでしおれたバラに水をくれたのは君だった
		みぞれが道をふさいでも
		向かい風が吹いてきても
		この気持ちだけは変わらない
		Woo, Rockin' to my Rock and Roll Heart
		日暮れに雨がにじんでも
		眠るわけにはいかない
		光と影を重ねて
		Woo, Rockin' to my Rock and Roll Heart
		Woo, Rockin' to my Rock and Roll Heart
		Woo, Rockin' to my Rock and Roll Heart
		Woo, Rockin' to my Rock and Roll Heart
		Woo, Rockin' to my Rock and Roll Heart
 
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