ハートランドからの手紙#157 |
掲載時:2003年11月 掲載場所:ファンクラブ誌 'Cafe Bohemia' 掲載タイトル:ファンクラブ会員に宛てて、2003年年末メッセージ |
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mofaメンバーのみなさん、こんにちは 佐野元春です。 2003年、今年ももうまもなく終わろうとしています。 今年はみなさん、どんな年でしたか。 僕はこの一年を振り返って、まずは全国ツアー「ミルクジャムツアー」で、ファンのみなさんと会えたことがうれしかったです。仲間のホーボーキングバンドと、僕の80年代の作品「ビジターズ」を、全曲演奏できたこと、これも僕にとってはとても意義深いことでした。 そして秋、11月には、鎌倉芸術館で行ったスポークンワーズライブ、「in motion 2003」。井上鑑さんとのコラボレーションで、やりました。今回もまた個人的に、いい成果のあったライブでした。 その他にも、ザ・ハートランドのメンバーとひさしぶりに会って演奏した宮城県アラバキロックフェスでのライブ。当時のバンドのフォーメーションそのままで舞台に立ったんですけれども、当時の感覚を思い出して、不思議な気持ちになりました。 その他には、EPIC RECORDS JAPAN 25th ANNIVERSARY、80年代エピックのレーベルメイトたちと、一緒に演奏しました。会場にいらしていた、エピックのレーベルファウンダー、丸山茂雄さん。現在はレーベルから離れたお仕事を為さっていますが、すばらしいレーベルの運営を、長い間、ほんとうにごくろうさまでした。 そしてEARTH CONSIOUS ACT '03。忌野清志郎との共演、ちょうど米国のイラク侵攻という時期に重なって、彼も暴れていました。 秋には、音楽制作連盟から依頼があって、in the city 2003「SSWそして僕は歌を書いた」このイベントを作りました。このイベントには4人のすばらしいシンガーソングライターが参加してくれました。きっと新しい世代からも、優秀なソングライターは、たくさん出てくると思うので、そうした才能が、多くの人たちの目に触れるよう、ぜひ、業界の人たちにもがんばってもらいたいと思います。 まあ、こうして、2003年今年は、ライブが多かったんですけれども、来年2004年はいよいよ、新作レコードを出します。長い間待たせてしまっていますけれども、きっとファンのみなさんに楽しんでもらえるいい作品になると思います。ぜひ愉しみに待っていて下さい。 今年一年、いつも変わらない応援をどうもありがとう。 来年2004年は猿年、年男、というのもあって、がんばりたいと思います。 みなさんからの声援を受けて、来年は新作アルバムを中心に、ライブ、レコード、そしていろいろなメディアで、またみなさんと会えるのを楽しみにしています。 それでは、お酒「元春」と「放浪王」、凄いネーミングですが、僕はこのお酒で、良い年末、良い新年を迎えたいと思います。 みなさんも、ぜひ! |
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